コミュニティー再生修士課程
コミュニティーから出発
「コミュニティー」は社会的な共同体でありながら、地縁的な地区とともに、非地縁的な市民団体、職業、専門組織なども含まれている。
レベルや規模の異なる地区とコミュニティー間において、如何に文化との繋がり、社会の秩序とアイデンティティーを生み出すことは、「市民意識」とコミュニティー概念と密接に関連する。したがって、本課程はまちづくりと市民参加の連結や関与から出発したものである。
コミュニティー再生の実質挑戦に応じる
台湾において80年代に文化建設委員会が積極的に「まちづくり」のコンセプトや運動を促し、コミュニティーという概念が導入され、社会から文化と芸術に対する反省や市民意識の統合などの課題がエスカレートされた。
この生活文化と深くかかわる展開は台湾の社会力や行政の資源運用に影響を与えた。伝統的な上から下への文化政策が抜本的に変わり、住民の内発的なパワーにより、文化とコミュニティーがコミュニケーションが始まった。
このプロセスの中に、直面する問題の本質は概念から実質的な技術、企画、運営などへ変化する。たとえ、地域の文化アイディア創出、地域の空間改善、文化資産開発など。
課程の中に単なる理論の探求だけではなく、実質的な問題や需要に対して、実践から核心能力を持つ優れた人材を育つ。
重点知識の確保より有効的に学術の応用
今までコミュニティーにかかわる研究分野は建築学や社会学に置かれ、一科目として行われるのは多い。
本過程は既存の課程と異なり、コミュニティーから出発し、関連する知識や専門分野を統合、システム化し、有効的な応用学術と核心能力を確保するのである。地域文化の形成とコミュニティーの展開との関係を重視、現実の需要と未来の発展に応じ、明確に「文化アイディア産業の創出」、「市民組織と住民参加」、「地域空間創生と設計」、「文化資産の開発」など四つの分野に位置づけしている。
核心専門を持つ多様な教育
本課程は「実践」を通じてコミュニティーの決定プロセスに対する理解を進めながら、積極的に企画や設計などの専門知識と能力を育つ。また、コミュニティー再生は多元化社会の価値創出の課程であるため、各専門領域間との交流、協働のメカニズムも本課程の特徴の一つである。